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発熱 / ほてり / 冷え / だるさに関する病気一覧
該当 121件81~100件を表示
大腸憩室症だいちょうけいしつしょう
大腸憩室症は、大腸の壁の一部が袋状に外側へ突出する病態で、主に高齢者に多くみられます。多くは無症状ですが、炎症や出血を伴うと腹痛や発熱、血便などの症状が出現します。食物繊維不足や加齢による腸壁の脆弱化、便秘などが原因とされ、日常の生活習慣改善が予防に有効です。
虚血性大腸炎きょけつせいだいちょうえん
虚血性大腸炎は、大腸の血流が一時的に不足することで炎症を起こし、腹痛や血便などの症状が現れる疾患です。特に左側の大腸に発生しやすく、中高年の女性や便秘傾向の人に多くみられます。多くは自然軽快しますが、重症化することもあり、正確な診断と経過観察が重要です。
レンメル症候群れんめるしょうこうぐん
レンメル症候群(レンメル症)は、頸部リンパ節の腫れや発熱、筋肉痛、関節痛、咽頭痛などを特徴とする症候群で、しばしばEBウイルス感染などに続発します。自己免疫性の反応が関与すると考えられていますが、はっきりとした原因は不明で、基本的には自然軽快する予後良好な疾患です。
クローン病くろーんびょう
クローン病は、口から肛門までの消化管に慢性的な炎症や潰瘍が生じる原因不明の病気で、再燃と寛解を繰り返す特徴があります。下痢や腹痛、体重減少、肛門病変などが主症状で、若年発症が多く、難病に指定されています。現在の治療は、薬物療法と生活管理を中心に症状の安定と再発防止を目指します。
薬物性腸炎やくぶつせいちょうえん
薬物性腸炎は、薬剤の使用が原因で腸の粘膜に炎症を起こし、下痢や腹痛、血便などの症状を生じる疾患です。特に抗生物質やNSAIDs、抗がん剤などが関与することが多く、薬剤の中止と対症療法が基本です。症状が重篤な場合には腸管出血や偽膜性腸炎などを引き起こすこともあり、早期の対応が重要です。
虫垂炎ちゅうすいえん
虫垂炎(いわゆる「盲腸」)は、右下腹部にある虫垂という器官が炎症を起こす病気です。初期は軽い腹痛や吐き気から始まり、進行すると強い右下腹部痛や発熱などが現れます。早期に診断・治療を行えば完治が見込めますが、放置すると穿孔や腹膜炎といった重篤な合併症を起こすため、迅速な対応が必要です。
巨大結腸症きょだいけっちょうしょう
巨大結腸症は、結腸(大腸)が異常に拡張し、便やガスが排出されにくくなる病態です。先天性のヒルシュスプルング病や後天性の慢性便秘などが原因となり、腹部膨満や便秘、場合によっては腸閉塞や穿孔を引き起こすこともあります。早期の診断と、症状に応じた内科的または外科的治療が必要です。
潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえん
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍が生じる自己免疫性の病気で、主に下痢や血便、腹痛などの症状を繰り返します。原因は明確に解明されていませんが、自己免疫や腸内環境、遺伝的要因などが関与すると考えられています。治療には内科的管理が中心で、再発と寛解を繰り返す慢性疾患です。
胃腸炎いちょうえん
胃腸炎は、胃や腸の粘膜に炎症が起こることで、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状を引き起こす疾患です。主にウイルスや細菌などの感染が原因で、集団感染や食中毒の原因にもなります。多くは自然に回復しますが、脱水症状に注意が必要で、重症例では医療機関での治療が求められます。
ダンピング症候群だんぴんぐしょうこうぐん
ダンピング症候群は、胃の手術後に食後の急激な血流変化や低血糖により動悸やめまい、下痢などが起こる状態です。発症時期により「早期型」と「後期型」に分類され、いずれも日常生活に影響を与えることがあります。治療は主に食事療法と生活習慣の調整で、重症例では薬物治療が検討されます。
胃切除後症候群いせつじょしょうこうぐん
胃切除後症候群は、胃がんや潰瘍などで胃を部分的または全部切除した後に起こるさまざまな不調を指します。主に食後に現れる動悸やめまい、下痢などの「ダンピング症状」をはじめ、栄養吸収障害や貧血も見られます。手術後の食事指導と長期的なフォローが予後を左右するため、医療チームによる包括的支援が必要です。
癌性腹膜炎がんせいふくまくえん
癌性腹膜炎は、がん細胞が腹膜に広がり炎症を引き起こす状態で、腹水や腹部膨満感、消化管の不調を伴います。主に胃がん、卵巣がん、大腸がんなどの進行例で発症し、全身状態を悪化させます。根治は難しく、化学療法や腹水コントロール、緩和的治療を組み合わせながら生活の質を保つ支援が中心となります。
乳幼児突然死症候群(SIDS)にゅうようじとつぜんししょうこうぐん
乳幼児突然死症候群(SIDS)は、健康に見えた乳児が予兆なく睡眠中に突然死亡する原因不明の疾患です。生後2〜6か月に多く、うつぶせ寝や受動喫煙などがリスク要因とされています。予防には睡眠環境の整備が重要です。
心室中隔欠損症しんしつちゅうかくけっそんしょう
心室中隔欠損症は、左右の心室を隔てる壁(心室中隔)に穴が開いている先天性心疾患です。血液が左心室から右心室に流れることで肺に負担がかかり、心不全の原因となることがあります。多くは自然閉鎖または手術で治療されます。
肺水腫はいすいしゅ
肺水腫は、肺に液体が異常に貯留することで呼吸困難を引き起こす疾患です。多くは左心不全による心原性が原因ですが、感染や外傷などによる非心原性もあります。迅速な診断と呼吸・循環管理が生命予後に直結します。
食道・胃静脈瘤破裂しょくどう・いじょうみゃくりゅうはれつ
食道・胃静脈瘤破裂は、肝硬変などで門脈圧が上昇した結果、食道や胃の静脈がこぶ状に膨らみ、それが破裂して大量出血を起こす状態です。突然の吐血や黒色便が現れ、短時間でショック状態に陥ることもあり、命に関わる緊急疾患です。早急な内視鏡による止血と、出血の再発を防ぐ長期的な管理が不可欠です。
食道癌しょくどうがん
食道がんは、食道の内壁に発生する悪性腫瘍で、特に中高年男性に多く見られます。初期には無症状のこともありますが、進行すると食べ物が飲み込みにくくなり、体重減少や痛みなどを引き起こします。喫煙や飲酒が主な危険因子であり、定期的な内視鏡検査による早期発見が重要です。治療は進行度に応じて内視鏡治療、手術、放射線治療、化学療法などが行われます。