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せき / たん / 息苦しさに関する病気一覧
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癌性腹膜炎がんせいふくまくえん
癌性腹膜炎は、がん細胞が腹膜に広がり炎症を引き起こす状態で、腹水や腹部膨満感、消化管の不調を伴います。主に胃がん、卵巣がん、大腸がんなどの進行例で発症し、全身状態を悪化させます。根治は難しく、化学療法や腹水コントロール、緩和的治療を組み合わせながら生活の質を保つ支援が中心となります。
肺水腫はいすいしゅ
肺水腫は、肺に液体が異常に貯留することで呼吸困難を引き起こす疾患です。多くは左心不全による心原性が原因ですが、感染や外傷などによる非心原性もあります。迅速な診断と呼吸・循環管理が生命予後に直結します。
食道・胃静脈瘤破裂しょくどう・いじょうみゃくりゅうはれつ
食道・胃静脈瘤破裂は、肝硬変などで門脈圧が上昇した結果、食道や胃の静脈がこぶ状に膨らみ、それが破裂して大量出血を起こす状態です。突然の吐血や黒色便が現れ、短時間でショック状態に陥ることもあり、命に関わる緊急疾患です。早急な内視鏡による止血と、出血の再発を防ぐ長期的な管理が不可欠です。
食道・胃静脈瘤しょくどう・いじょうみゃくりゅう
食道・胃静脈瘤は、肝硬変などによって門脈の圧力が高まり、食道や胃の静脈が拡張・蛇行してできる病変です。初期は無症状ですが、破裂すると大量の吐血やショックを引き起こし、命に関わることもあります。内視鏡検査による定期的な観察と、必要に応じた治療・予防処置が不可欠です。肝疾患と密接に関連するため、全身的な管理も重要です。
食道癌しょくどうがん
食道がんは、食道の内壁に発生する悪性腫瘍で、特に中高年男性に多く見られます。初期には無症状のこともありますが、進行すると食べ物が飲み込みにくくなり、体重減少や痛みなどを引き起こします。喫煙や飲酒が主な危険因子であり、定期的な内視鏡検査による早期発見が重要です。治療は進行度に応じて内視鏡治療、手術、放射線治療、化学療法などが行われます。
バレット食道ばれっとしょくどう
バレット食道は、長期間の胃酸逆流により食道の粘膜が胃や腸のような性質に変化する病気です。逆流性食道炎が原因で発症しやすく、食道がん(特に腺がん)のリスクが高まることから、注意が必要です。胸やけや呑酸などの症状を伴うこともあれば、無症状のまま経過することもあります。診断には内視鏡検査が必要で、定期的な観察と管理が求められます。
食道裂孔ヘルニアしょくどうれっこうへるにあ
食道裂孔ヘルニアは、胃の一部が本来あるべき腹腔から横隔膜を通って胸腔内へと飛び出してしまう状態です。加齢や肥満、腹圧上昇などが原因で起こり、逆流性食道炎の原因にもなります。胸やけや呑酸などの症状を引き起こし、重症化すると潰瘍や出血を伴うこともあります。治療は薬物療法と生活習慣の改善が中心ですが、手術が必要となるケースもあります。
食道憩室しょくどうけいしつ
食道憩室は、食道の壁の一部が袋状に外へ突出する病気です。主に中高年に多くみられ、食べ物のつかえ感や逆流、誤嚥などが起こりやすくなります。症状が軽ければ経過観察となることもありますが、重症化すると手術や内視鏡による治療が必要です。憩室の部位や大きさによって症状が異なるため、正確な診断と適切な管理が重要です。
マロリー・ワイズ症候群まろりー・わいずしょうこうぐん
マロリー・ワイス症候群は、激しい嘔吐や吐き気によって胃の出口付近(胃噴門部)から食道下部にかけての粘膜が裂け、出血する病気です。主な症状は嘔吐後の鮮血を含む吐血で、アルコールの過剰摂取や妊娠による悪阻、胃の不調などが誘因となります。出血量が多い場合は早急な治療が必要であり、内視鏡による止血が基本となります。
食道アカラシアしょくどうあからしあ
食道アカラシアは、食道の運動機能に異常が生じ、食べ物が胃へとスムーズに送られなくなる病気です。特に下部食道括約筋が開かなくなることで、食道内に食物がたまりやすくなり、嚥下困難や胸のつかえ感、体重減少などが起こります。早期発見と適切な治療が重要であり、薬物療法、内視鏡的治療、外科手術などの選択肢があります。
非びらん性GERD(NERD)ひびらんせいじーいーあーるでぃー(なーど)
非びらん性GERD(NERD)は、胃酸の逆流によって胸やけや呑酸などの症状が現れるにもかかわらず、内視鏡検査で食道粘膜にびらんや潰瘍が確認されないタイプの胃食道逆流症です。一般的な逆流性食道炎よりも診断が難しく、症状の強さと検査結果に乖離が見られることが特徴です。薬物治療と生活習慣の改善が中心となり、ストレスや過敏性も関与するため心理的なアプローチも重要です。
びらん性GERD(逆流性食道炎)びらんせいじーいーあーるでぃー(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)
びらん性GERD(逆流性食道炎)は、胃酸などの内容物が食道へ逆流し、食道の粘膜が炎症やただれ(びらん)を起こす疾患です。典型的な症状は胸やけや呑酸であり、進行すると食道狭窄や出血を起こすこともあります。生活習慣の改善と薬物治療が中心ですが、重症例では内視鏡治療や手術が必要になることもあります。再発しやすいため、長期的な管理と予防が大切です。
胃食道逆流症(GERD)いしょくどうぎゃくりゅうしょう
胃食道逆流症(GERD)は、胃酸が食道に逆流することで胸やけや呑酸(酸っぱいものがこみ上げる感覚)などの症状を引き起こす病気です。食生活や生活習慣が関係しており、放置すると食道の炎症や、場合によっては食道がんのリスクも高まります。早期の対策や適切な治療が大切です。
食道裂孔ヘルニアしょくどうれっこうへるにあ
食道裂孔ヘルニアは、胃の一部が横隔膜の食道裂孔から胸腔内に突出する病気です。逆流性食道炎と深い関係があり、胸やけや呑酸、咳などを引き起こします。軽症例では薬物治療が中心となりますが、重症例には外科的手術も考慮されます。
脂質異常症ししついじょうしょう
脂質異常症は、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態で、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。無症状で進行することが多く、早期発見と生活習慣の改善、必要に応じた薬物療法が重要です。