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妊婦がインフルエンザになったらどうなる?胎児への影響や重症化リスクを解説

  • 公開日:2026/10/26
  • 更新日:2026/10/09

妊婦はインフルエンザが重症化しやすい一方、ウイルスが胎児へ直接感染するケースはまれです。ただし高熱や重症化は妊娠経過に影響する可能性があるため、早めの受診と適切な治療が大切です。この記事では、胎児への影響や受診の目安、妊娠中に使える薬と自宅療養の注意点を解説します。

妊娠中にインフルエンザにかかると、「赤ちゃんに影響はない?」「薬を飲んでも大丈夫?」と不安になる方も多いでしょう。

妊婦はインフルエンザが重症化しやすいとされていますが、インフルエンザウイルスが胎児へ直接感染するケースはまれです。
一方で、母体の高熱や重症化には注意する必要があります。

この記事では、妊婦がインフルエンザにかかった場合のリスクや胎児への影響、受診の目安、治療方法について解説します。

 

妊婦はインフルエンザが重症化しやすい

妊娠中は体にさまざまな変化が起こるため、妊娠していないときと比べてインフルエンザが重症化しやすいとされています。
まずは、妊婦の重症化リスクや注意すべき症状を確認しましょう。

妊娠中にインフルエンザが重症化しやすい理由

妊娠中は免疫機能に変化が起こるほか、子宮が大きくなるにつれて横隔膜が押し上げられ、呼吸器にも負担がかかります。
また、血液量や心拍数など循環器系にも変化が生じます。

こうした妊娠に伴う免疫・呼吸・循環機能の変化から、インフルエンザに感染すると症状が重くなり、入院が必要になるリスクが高まります。
そのため、妊婦はインフルエンザの重症化リスクが高い方として扱われます。

肺炎などの合併症に注意が必要

インフルエンザが重症化すると、ウイルス性肺炎や細菌性肺炎などの合併症を起こすことがあります。
咳が急激に悪化する、息苦しい、胸が痛いなどの症状がある場合は注意が必要です。

特に妊婦は呼吸器への負担が大きくなりやすいため、「熱が下がるまで自宅で様子を見よう」と自己判断せず、呼吸状態に変化がある場合は速やかに医療機関へ相談してください。

妊娠週数によって重症化リスクは変わる?

妊婦は妊娠週数にかかわらずインフルエンザの重症化リスクが高いと考えられています。
一方、過去の研究では妊娠が進むにつれてインフルエンザによる入院リスクが高まる傾向も示されています。

妊娠後期は子宮の増大によって呼吸器や循環器への負担が大きくなるため、特に注意が必要です。ただし、妊娠初期であれば安心というわけではなく、どの時期でも症状があれば早めに相談しましょう。

妊婦がインフルエンザにかかったときに注意したい症状

妊娠中にインフルエンザが疑われる場合は、熱の高さだけでなく「呼吸ができているか」「水分を取れているか」「意識状態に変化がないか」などを確認することが大切です。

また、胎動の減少や出血、腹痛など、妊娠に関係する変化にも注意してください。
発熱や咳、強い倦怠感などがみられ、「インフルエンザかもしれない」と感じた場合は、インフルエンザの初期症状や見分け方もあわせて確認しておくと、受診を検討する際の参考になります。

 

妊婦のインフルエンザによる胎児への影響

インフルエンザにかかると、胎児への感染や流産などを心配する方もいるでしょう。
ここでは、インフルエンザそのものによる影響と、母体の高熱や重症化に伴う影響を分けて解説します。

インフルエンザウイルスが胎児に直接感染する可能性は低い

季節性インフルエンザは主に呼吸器へ感染するウイルスであり、胎盤を通じて胎児へ直接感染するケースはまれと考えられています。

そのため、妊婦がインフルエンザに感染したからといって、胎児も同じように感染するわけではありません。ただし、母体の炎症や発熱、呼吸状態の悪化などを通して妊娠経過に影響する可能性があるため、母体の状態を適切に管理することが重要です。

高熱や重症化で流産・早産リスクが高まる可能性がある

妊娠中のインフルエンザでは、母体の症状が重くなることで妊娠経過へ影響する可能性があります。
研究では、インフルエンザと一部の好ましくない妊娠転帰との関連が報告されていますが、早産や流産との関係については研究結果が一様ではありません。

インフルエンザに感染しただけで流産や早産になると考える必要はありません。
高熱が続く場合や症状が強い場合は、母体と胎児の状態を守るためにも早めに医療機関へ相談しましょう。

妊娠初期は高熱による胎児への影響に注意する

妊娠初期の高熱は、一部の研究で胎児の神経管閉鎖障害などとの関連が報告されています。
ただし、「インフルエンザに感染すると先天異常が起こる」という意味ではなく、発熱など複数の要因が関係していると考えられています。

妊娠初期に高熱が出た場合も、必要以上に不安にならず主治医へ相談してください。自己判断で解熱薬を避け続けるのではなく、妊娠週数や症状に適した対応を医師と確認することが大切です。

 

妊婦がインフルエンザで受診を急いだほうがいい症状

妊娠中は、インフルエンザと思われる症状があれば早めの相談が基本です。
なかでも、以下のような症状がみられる場合は重症化や妊娠に伴う異常の可能性があるため、速やかな受診が必要です。

呼吸が苦しい・息苦しさがある

息をするのが苦しい、少し動いただけでも強く息切れする、胸に痛みがあるといった症状は、肺炎などの合併症が起きている可能性があります。

妊娠中はもともと呼吸器への負担が増えているため、「妊娠しているから息苦しいのだろう」と決めつけないことが大切です。急な呼吸困難や強い胸痛がある場合は、救急受診も含めて早急に対応してください。

水分が取れない・尿が少ない

高熱や吐き気などで水分を十分に取れない状態が続くと、脱水につながります。
口の中が強く乾く、尿の量や回数が明らかに減る、立ち上がるとふらつくといった症状にも注意が必要です。

妊娠中は母体の循環状態を保つことも重要です。
飲み物をほとんど受け付けない場合や、嘔吐が続いて水分補給が難しい場合は早めに医療機関へ相談しましょう。

意識がもうろうとする・強いふらつきがある

呼びかけへの反応が鈍い、意識がはっきりしない、立っていられないほどふらつくといった症状がある場合は、通常の自宅療養で様子を見る状態ではありません。

高熱や脱水、呼吸状態の悪化などが影響している可能性があります。
家族が異変に気付いた場合も、本人だけで判断させず速やかに医療機関へ連絡し、必要に応じて救急要請を検討してください。

高熱が続く・症状が急激に悪化する

インフルエンザでは高熱が出ることがありますが、熱が長く続く場合や、いったん改善した後に再び悪化した場合は注意が必要です。咳が強くなる、息苦しさが出る、強い倦怠感が続く場合も医療機関へ相談してください。

なお、インフルエンザでは必ず高熱が出るとは限らず、微熱や倦怠感、咳などが中心となる場合もあります。
発熱が目立たなくても体調の変化が気になる場合は、熱が出ないインフルエンザの症状や特徴を確認し、受診を検討する際の参考にしてください。

胎動が減ったなど、妊娠に関する異変がある

胎動を感じる時期に入っている方で、いつもより胎動が明らかに少ないと感じる場合は、インフルエンザの症状とは別に産婦人科への相談が必要です。

性器出血や規則的な腹痛、破水が疑われる症状など、妊娠に関する異変がある場合も同様です。
感染症の診察だけで済ませず、妊娠週数と現在の症状を伝え、かかりつけの産婦人科の指示を受けましょう。

妊娠中に体調を崩し、「今すぐ受診したほうがよいのか判断できない」という場合は、クラウドドクターで医師へオンライン相談する方法もあります。
ただし、強い呼吸困難や意識障害、胎動の減少など緊急性がある場合は、オンライン診療を待たず医療機関を受診してください。

 

妊婦がインフルエンザになったときの受診方法

妊娠中にインフルエンザが疑われる場合は、直接医療機関へ向かう前に電話で相談するとスムーズです。
妊娠していることや症状が始まった時期を伝え、受診方法を確認しましょう。

受診前に妊娠していることを伝える

医療機関へ連絡する際は、妊娠していることと妊娠週数を最初に伝えましょう。
妊娠中は使用できる薬や注意すべき症状が異なるため、診療方針を決めるうえで重要な情報です。

あわせて、発熱した時刻、最高体温、咳や息苦しさの有無、食事や水分を取れているか、家族や職場にインフルエンザ患者がいるかなどを整理しておくと診察がスムーズです。

症状があれば早めに医療機関へ相談する

妊婦はインフルエンザの重症化リスクが高いため、発熱や咳、強い倦怠感などの症状がある場合は早めに相談してください。検査結果が出るまで必ず治療を待たなければならないわけではなく、状況によっては症状や流行状況をもとに治療が検討されます。

また、発症から48時間を過ぎていても、妊婦や症状が強い方では治療が検討される場合があります。
受診が遅れてしまった場合も、発症から48時間以上経過したときの受診や治療の考え方を確認し、自己判断で様子を見続けず医療機関へ相談しましょう。

受診前にかかりつけの産婦人科へ電話する

まずはかかりつけの産婦人科へ電話し、インフルエンザが疑われる症状があることを伝えましょう。
院内感染を防ぐため、通常とは異なる時間帯や入口を案内される場合があります。

発熱したまま予約なしで産婦人科を訪れると、ほかの妊婦への感染につながる可能性があります。
「産婦人科だから直接行けばよい」と考えず、受診方法について事前に指示を受けることが大切です。

内科と産婦人科のどちらを受診するか確認する

インフルエンザの検査や治療自体は内科などでも受けられますが、妊娠週数や症状によって適切な受診先は異なります。

発熱や咳が中心で妊娠に関する異常がない場合は内科を案内されることもあります。
一方、胎動減少や出血、腹痛などがある場合は産婦人科での評価も必要です。
自己判断せず、まずかかりつけの産婦人科へ連絡して受診先を確認しましょう。

 

妊娠中のインフルエンザの治療

妊娠中でも、必要に応じて抗インフルエンザ薬による治療を受けられます。
「薬が胎児に影響しそうだから」と自己判断で治療を避けず、医師と治療によるメリットとリスクを確認することが大切です。

発症後は早めに治療を開始する

妊婦はインフルエンザによる合併症のリスクが高いため、感染が疑われた段階から早期の治療が推奨されています。
検査結果を待つことで治療開始が遅れる可能性がある場合には、医師が症状や流行状況を踏まえて治療を開始することもあります。

「検査で陽性になってから薬を飲むもの」と決めつけず、インフルエンザが疑われる症状が出た時点で医療機関へ連絡しましょう。

タミフルなどの抗インフルエンザ薬は妊娠中でも使用できる

妊娠中のインフルエンザ治療では、オセルタミビル、商品名タミフルが第一選択として推奨されています。
これまでの観察研究では、妊娠中のオセルタミビル使用によって重大な妊娠転帰が増加したとは示されていません。

妊娠初期を含めて治療が必要な場合に使用できます。
一方、使用する薬は症状や妊娠経過などによって医師が判断するため、手元に残っている薬を自己判断で服用することは避けましょう。

抗インフルエンザ薬は早期の使用が重要

抗インフルエンザ薬は、一般的に発症から48時間以内に開始した場合に最も効果が期待できます。
そのため、妊婦は「もう少し様子を見てから」と受診を遅らせないことが重要です。

ただし、48時間を過ぎると治療できないわけではありません。
妊婦や重症化している方では、48時間以上経過してからでも抗インフルエンザ薬による治療が有益な場合があります。
発症時刻にかかわらず医師へ相談してください。

解熱鎮痛薬などは医師や薬剤師に相談して使用する

妊娠中の発熱や痛みには、アセトアミノフェンが第一選択の解熱鎮痛薬として使用されています。
一方、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsは、特に妊娠後半の使用で胎児へ影響する可能性があるため注意が必要です。

市販の総合感冒薬には複数の成分が含まれている場合もあります。
妊娠中は「市販薬だから大丈夫」と判断せず、購入・服用前に医師または薬剤師へ相談してください。

 

妊婦がインフルエンザを自宅療養するときの注意点

医師から自宅療養の指示を受けた場合は、十分な休養と水分補給を基本にしながら症状の変化を確認します。
妊娠中は途中で症状が悪化する可能性もあるため、再受診の目安も把握しておきましょう。

水分補給と休養を十分にとる

発熱すると汗や呼吸から水分が失われやすくなるため、少量ずつでもこまめに水分を取ることが大切です。水やお茶のほか、食事を十分に取れない場合は経口補水液なども選択肢になります。

食欲がないときに無理に食べる必要はありません。
水分を優先し、体調が戻ってきたら消化しやすい食事から少しずつ再開してください。
家事や仕事もできる範囲で減らし、休養を優先しましょう。

症状が悪化した場合は再度医療機関へ相談する

一度診察を受けた後でも、息苦しさが出た、水分が取れなくなった、高熱が続くなどの変化があれば再度医療機関へ相談してください。

特に妊娠中は、インフルエンザの症状だけでなく胎動や出血、腹痛などにも注意が必要です。
「一度受診したから大丈夫」と考えず、最初の診察時より明らかに状態が悪くなった場合は、夜間や休日でも受診方法を確認しましょう。

家族への感染を防ぐ対策を行う

自宅療養中は家族へ感染を広げない対策も必要です。
可能であれば生活する部屋を分け、会話などで近距離になる場面ではマスクを活用しましょう。

石けんによる手洗い、定期的な換気、咳やくしゃみをするときの咳エチケットも重要です。
タオルなど口や鼻に触れやすいものの共用を避け、家族も体調の変化に注意してください。

受診のために外出すること自体が負担になる場合は、症状や状況に応じてクラウドドクターで医師へ相談する方法もあります。
妊娠していることと妊娠週数を必ず伝え、必要に応じて対面診療や産婦人科受診につなげてもらいましょう。

 

家族がインフルエンザになったときの妊婦の対策

妊婦本人に症状がなくても、同居する家族がインフルエンザになると家庭内で感染する可能性があります。
感染者との接触を減らすことに加え、手洗いや換気など複数の対策を組み合わせましょう。

感染者との接触をできるだけ避ける

家族がインフルエンザになった場合は、可能であれば感染者と過ごす部屋や寝室を分けましょう。
食事を取る場所や時間をずらすなど、近い距離で長時間過ごす機会を減らすことも感染対策になります。

看病が必要な場合も、妊婦だけで対応する必要はありません。ほかの家族に代われる場合は協力してもらい、妊婦と感染者との接触機会をできるだけ減らしましょう。

手洗い・換気・マスクで家庭内感染を防ぐ

家庭内では、感染者だけでなく同居家族もこまめな手洗いを行いましょう。
特に鼻をかんだ後や感染者が触れたものに触った後、食事の前などは石けんを使って丁寧に洗います。

窓を開けるなどして室内を定期的に換気し、感染者と近い距離で接する場合にはマスクも活用してください。一つの方法だけに頼らず、複数の基本的な感染対策を組み合わせることが重要です。

感染後の予防投与は医師に相談する

妊婦がインフルエンザ患者と濃厚に接触した場合、状況によっては抗インフルエンザ薬の予防投与が検討されることがあります。
予防投与が必要かどうかは、接触状況や妊婦本人の健康状態などから医師が判断します。

家族が陽性になったからといって、手元にある治療薬を自己判断で飲むことは避けてください。
家族の発症時期や最後に接触した時期を伝え、かかりつけ医や産婦人科へ相談しましょう。

 

妊婦のインフルエンザ予防

妊娠中はインフルエンザに感染した場合の重症化リスクが高いため、感染そのものを防ぐ取り組みも大切です。ワクチン接種と日常的な感染対策を組み合わせましょう。

妊娠中でもインフルエンザワクチンを接種できる

妊娠中でもインフルエンザワクチンを接種できます。
現在一般的に使用される不活化インフルエンザワクチンは、妊娠初期を含むいずれの妊娠時期でも接種可能とされています。

ワクチンは感染を完全に防ぐものではありませんが、妊婦本人のインフルエンザや入院リスクを抑える効果が期待できます。また、母体で作られた抗体が胎盤を通じて移行し、生後しばらくの赤ちゃんを守る効果も期待されています。

手洗いや換気など基本的な感染対策を行う

外出後や食事前には手洗いを行い、室内は定期的に換気しましょう。家族に咳や発熱などの症状がある場合は、できるだけ距離を取り、タオルなどの共用を避けることも感染対策になります。

マスクだけでインフルエンザを完全に防ぐことはできません。
手洗いや換気、咳エチケットなどを組み合わせ、家庭や職場の状況に応じて対策を続けることが大切です。

インフルエンザが流行している時期は人混みを避ける

インフルエンザが流行している時期は、不特定多数の人が長時間集まる場所への外出を必要に応じて控えることも予防策になります。

通勤や買い物など外出が必要な場合は、混雑する時間を避けるなど無理のない範囲で工夫しましょう。ただし、感染を心配するあまり必要な妊婦健診まで控える必要はありません。
健診は予定どおり受け、体調不良がある場合は事前に医療機関へ連絡してください。

 

妊婦のインフルエンザに関するよくある質問

妊娠中のインフルエンザについては、流産への影響や胎児の検査、ワクチン接種などに不安を感じる方も少なくありません。最後に、よくある疑問を解説します。

妊娠初期にインフルエンザになると流産しますか?

妊娠初期にインフルエンザに感染したからといって、必ず流産するわけではありません。インフルエンザと妊娠転帰の関連を調べた研究はありますが、流産との因果関係が明確に確立しているわけではありません。

一方、高熱や重症化は母体への負担になるため、適切な治療を受けることが重要です。
妊娠初期に発熱した場合は自己判断で長期間様子を見ず、産婦人科や医療機関へ相談しましょう。

妊婦がインフルエンザになったら胎児の検査は必要?

インフルエンザに感染したという理由だけで、すべての妊婦に特別な胎児検査が必要になるわけではありません。症状が軽く回復しており、妊娠経過にも問題がなければ、通常の妊婦健診を続けるケースが一般的です。

一方、母体が重症化した場合や胎動の減少、出血など妊娠に関する異変がある場合は、超音波検査などで胎児の状態を確認することがあります。
必要な検査は妊娠週数や症状によって異なるため、主治医の指示に従いましょう。

妊婦のインフルエンザワクチンの接種率は?

日本の妊婦だけを対象とした最新の全国一律の接種率は示されていません。
国内の複数の研究をまとめた報告では、妊婦の季節性インフルエンザワクチン接種率は27.0〜53.5%と幅があります。
調査した年度や施設、対象者によって接種率が異なる点には注意が必要です。

接種率の高さではなく、自分の妊娠週数や体調を踏まえて判断することが大切です。
不安がある場合は妊婦健診の際に産婦人科医へ相談しましょう。

 

妊婦はインフルエンザを疑ったら早めに医療機関へ相談しよう

妊婦は妊娠していない方と比べて、インフルエンザが重症化しやすいとされています。
一方、インフルエンザウイルスが胎盤を通じて胎児へ直接感染するケースはまれであり、感染しただけで胎児へ重大な影響が起こると考える必要はありません。

大切なのは、高熱や呼吸困難、脱水などを放置せず、早めに治療につなげることです。
妊娠中でもオセルタミビルなどの抗インフルエンザ薬による治療が可能であり、早期に開始するほど効果が期待できます。

発熱や咳があり受診のタイミングに迷っている場合は、クラウドドクターを利用して自宅から医師へ相談する方法もあります。
妊娠中であることや妊娠週数を伝えたうえで相談し、必要に応じて産婦人科や対面診療につなげましょう。
呼吸困難や意識障害、胎動の減少など緊急性の高い症状がある場合は、オンライン診療を待たず速やかに医療機関を受診してください。

症状が気になる場合や、体調に異変を感じたら自分で判断せず、医療機関に相談するようにしましょう。

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