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肛門の違和感に関する病気一覧
該当 4件1~4件を表示
脱肛(肛門脱)だっこう(こうもんだつ)
脱肛(肛門脱)は、肛門または直腸の一部が外に出てしまう状態で、初期は排便時にのみ起こりますが、進行すると自然に戻らなくなります。肛門括約筋の弱化や慢性便秘などが原因で、高齢者や女性に多くみられます。進行性の疾患であり、根治には手術が必要になることがあります。
痔瘻(あな痔)じろう(あなぢ)
痔瘻(あな痔)は、肛門周囲膿瘍が治りきらずに瘻管と呼ばれる膿の通り道ができてしまう病気です。膿や分泌物が出続けるほか、再発を繰り返す慢性疾患であり、自然治癒は期待できません。根治には手術が必要で、早期の診断と適切な治療が重要です。
裂肛(切れ痔)れっこう(きれぢ)
裂肛(切れ痔)は、硬い便や排便時の強いいきみによって肛門の皮膚が裂けてしまう疾患です。強い痛みや出血を伴い、排便が怖くなることで便秘を悪化させ、再発を繰り返す悪循環に陥ることもあります。生活習慣の見直しと薬物療法が基本で、慢性化した場合は手術が検討されます。
痔核(いぼ痔)じかく(いぼぢ)
痔核(いぼ痔)は、肛門周囲の血管がうっ血して腫れたり、膨らんだりする状態で、肛門の疾患の中で最も頻度が高いものです。出血や違和感、痛み、脱出感などの症状を伴い、便秘やいきみなどが原因で悪化します。生活習慣の改善と、症状に応じた治療が重要です。